映画『バウムクーヘン』

2023年10月14日(土)~
(全国順次公開)

12月2日(土)~8日(金)
大阪・十三
シアターセブンにて
アンコール上映決定!

人生は、波紋を広げていく。
人生は、年輪を重ねて太くなる。
まるでバウムクーヘンのように。
人があるけば必ず波紋が起きる。波紋を表す姿と物語の中で成長していく姿が年輪と重なる。
そんな生きていく強さを、「バウムクーヘン」と言う店でエンタメを通じて様々な人達が重なりあっていく

(予告編120秒Ver)
映画『バウムクーヘン』60秒予告編
 【2023年10月14日(土)より十三シアターセブンで公開】

学生時代、恩田道生(徳城慶太)と友達の瀧寛ニ(寺井竜哉)は、宿敵である金田勝利(山本誠大)率いるヤンキーグループと喧嘩に明け暮れていた。
当時、金田と付き合っていた麻美(松本梨菜)だったが次第に道生と引き寄せ合い…麻美は、みごもった。
若い道生は父親に相談するも勘当され、家族を守る為、薮企画に飛び込み必死に働く。
ある日事務員よしえ(山本香織)から『ヘルプに入って欲しい』と連絡を受け向かった先は、『バウムクーヘン』と言う名の薮企画が経営する店。
何も分からず中に入るとそこは、オカマバーだった。
ヘルプのオカマとして必死に働く道生。
自分が食べるだけで精一杯の道生は、薮企画の林社長(片岡百萬両)に相談をし紹介されたのは柳田組組長(森崎正弘)。
生活の為にヤクザからお金を借りた道生は、ヤクザの仕事にも加担する事になってしまう。
罪悪感から苦しんでる道生に手を差し伸べてくれたのは、大阪では伝説と呼ばれた白馬のママ(柄谷吾史)だった。
白馬で道生は、オカマとして働いていると常連客の間刑事(マグナム北斗)から『袴田組の若いもんが3発くらいよった』
それは、悪友である寛ニの組事務所だった事により急展してしまう。

映画『バウムクーヘン』主題歌 RIMULU. 「circle」
【Music Video】

映画『バウムクーヘン』公式チャンネル

奥河内から始まった
一人の青年の実話を基に
新たな物語をお届けします


監督/田中健詞(たなかけんじ)
1967年 大阪生まれ。
大学卒業後、TVCM制作プロダクション・東映CM株式会社に入社。
その後、株式会社ハイスクール(現アマナ)、株式会社電通クリエーティブXへと移り、20年以上TVCM・VPの企画・演出・プロデュースに携わる。
2014年1月に個人事務所「田中製作所」を設立。
演出名:中間健詞としてフリーランスとなる。
2018年、演出名を本名の田中健詞に戻す。
日本映画監督協会会員。
(現在、日本監督協会HP内の・会員名鑑の登録名を、中間健詞から田中健詞へ変更申請中)

主演/徳城慶太(とくしろけいた)
つかこうへいを師と仰ぐ”秦建日子”と出会い、師事し、本格的に芝居を始める。
秦建日子主宰「秦組」「劇団そとばこまち」「STAR☆JACKS」作品、こぐれ修(劇団☆新感線)演出「蒲田行進」「広島に原爆を落とす日」など多数の舞台に出演。
また映画「るろうに剣心」出演など映像にも幅を広げ、東京と大阪で活動中。関西コレクションエンターテイメント、奥河内クリエイティブアカデミー等で講師もしている。

【主な登場人物】

恩田道生(徳城慶太)
怖いもの知らずの田舎町のヤンキーが、1人で何でも出来るんだと信じて家を飛び出した。 間もなく妊娠の事を告げられた道生は、仕事を探すが世間は不景気の真っ只中であった。 家族を護る為に道生は、未知の世界へ踏み出す事になったが…….。

恩田麻美(松本梨菜)
産まれてくる子供の為に不景気、職業難の中で懸命に活動する道生を信じる穏やかな性格の妻。 真っ直ぐに生きるしか出来ない道生が選んだ道を信じて出産を決める。

おとうさん(仁科貴)
妻の蒸発により1人で3人の子供達を育てる寡黙なサラリーマン。 唯一の願いは、自分の様な生き方をさせたくない! 子供達を大学だけは行かせてやりたいと考え仕事帰りに職業オカマとなる。

ポマード(八田浩司)
空手を学ぶ子供達の為に、借金を返済し道場を再建しようとする元館長。 怖いもの知らずのヤンキーである道生に護る強さの意味を伝える。 『男の強さは拳できまるんじゃない 男の強さは忍耐の強さで決まるんや』

アメフト(徳丸一円)
アメリカンフットボールでの怪我から渡米し手術を受け再起を願う。 不景気の中で手術費用を貯める為に職業オカマとなる。 グラウンドを眺めながら早く戻りたい思いだけが日々大きくなる。 堅物の青年がプライドを捨てて夢を追いかける。

クリス(新免誠也)
夢を追いかけるロックミュージシャン。 自分の信じる音楽を届けたい! 音楽レーベルを立ち上げて自分の音楽を更に広めたいと強く願う。 かつてのメンバーを捨ててまでも信じる音楽を捨てきれず、夢の為に職業オカマとなり生きる。

白馬のママ(柄谷吾史)
大阪ミナミでは誰もが知る伝説のオカマ。 大切な家族を護りたい気持ちと、小さなプライドが捨てきれず路頭に迷う道生と出会う。 バカにされ笑われて生きるのでは無く、笑わせる事が出来る事は素晴らしいんだと導いてくれる。

瀧寛ニ(寺井竜哉)
道生の悪友の1人。 硬派であり人情派であるが生き方が解らずにいた。 家族を護る為に職業オカマをする道生を見守る中で、自分の生き方が解らずに極道の世界へ足を踏み入れていく。

金田勝利(山本誠大)
道生の悪友の1人。 職業オカマになり家族を護る道を選んだ道生、硬派な寛二はヤクザの道へ進む中で芸人になる道を選ぶ。 3人は自分達の夢、護りたいモノを信じて歩いて行くが…….。

特別出演
イチローさん(中村浩太郎)

大阪の繁華街に生きるホームレスのイチロー。 夜の世界の住人達が心を許すホームレスのイチローが、苦悩する道生と伝説のオカマである白馬のママと…….。

柳田組組長(森崎正弘)
道生が面接に飛び込んだ企画会社で、紹介されたのは極道だった。

柳田組組長の女(菜畑有加里)
道生が紹介された柳田組組長(森崎正弘)の女。

林社長(片岡百萬両)
求人募集で道生が飛び込んだ企画会社の社長。 家族の為に未来を描こうと飛び込んだ先は想像とは全く違った会社だった。 道生の人生の分岐点となるとは想像すら出来なかった。 その会社とは…….

よしえ(山本香織)
道生が飛び込んだ怪しい企画会社の事務員。 夜は、クラブでホステスを昼は、 ブッ飛んだ林社長(片岡百萬両)のパートナー。 やはり少しズレている。

間刑事(マグナム北斗)
マル暴の刑事。 強面だが実は…….

山根刑事(日髙昇)
マル暴の刑事。 間刑事(マグナム北斗)の部下である。 二人でオカマの店に入り浸りであるが…….